ピクセルと初期の8ビット・グラフィックスに着目した今シーズンのコレクションにちなみ、スペースインベーダーの生みの親である西角 友宏氏にお話をうかがうことができました。

最初の作品は『スカイファイター』という空中戦のゲームで、当時はビデオゲームがまだ存在せず、メカニカルなゲームでした。ビデオゲームの最初は『サッカー』というゲームで、アタリの『ポン』を進化させたパドルゲームでした。ビデオゲームはその後十数機種作り、『スペースインベーダー』は私の終わりのほうの作品です。

我々が開発していた頃は画像を蓄えるICメモリーが今よりはるかに高価で、ほんとうは今のようなリアルな映像を作りたかったのですができませんでした。今、安価で豊富にメモリーを手に入れることができる時代に、昔のキャラクターが取り上げられるのはちょっと不思議で興味深いですね。

『スペースインベーダー』は、いろいろなものに影響を受けています。開発当時、公開前の『スターウォーズ』を知り、これから宇宙物ブームになるのかと思いました、またキャラクターは、子供の頃に観たイギリスの作家ウェルズの映画『宇宙戦争』の、あの独特の火星人に魅せられ、そのイメージでデザインしました。

なぜ、人が8ビット・グラフィックスに惹かれるのか、私にもよくわかりませんが、今のリアルな映像に慣れて8ビットの画像に懐古的な感情をもつのか、あるいは抽象的な映像のほうが印象に残るからなのでしょうか。昔の映像はかわいいとよく言われますね。

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